千円札貯金

昔、千円札貯金というのをやってました。

若い頃、一年か二年くらいパチプロ(スロプロ)をやっていたときの話です。1990年代の中頃だと思うのですが、クランキーコンドルという歴史的なスロットが流行っていた時期がありました。何が歴史的だったかというと、この機種は技術介入の余地が非常に大きくて、しっかりと計算して目押しさえすれば、結構簡単に勝つことが出来たのです。

当時ひまだった私としては、スロットを打ってお金が儲かるということで、毎日パチンコ屋に行っているうちに、いつの間にかパチプロになっていたという話です。

スロットを打つためには、千円札をコイン交換機に入れて50枚のコインに換える必要があります。何枚かの千円札で当たりが来ればいいのですが、毎日そう上手くはいきません。千円札がなくなってしまったら一万円札を千円札に両替しなければいけない事態に陥ります。

日によっては三万円とか五万円とか使いますので、一万円札の両替を三回も五回もしなければいけないのです。毎日の事とはいえ、一万円札を両替機に入れる瞬間というのは何とも言えないイヤな気分になります。一体自分はこんなところで五万円も使って何をやっているのだろう…という感じです。

そこで私が編み出したのが、朝一両替法。

朝パチンコ屋の前に並んでいる人を観察すると分かると思いますが、朝一というのはみんな期待に胸を膨らませています。負けようと思ってパチンコ屋に行く人なんかいないですから、みんな勝つつもりでいるのです。実際私もそうでした。

この高揚感を上手く利用しようというのが朝一両替法です。店が開いたら、台をキープした後に両替機に向かい、財布の中の一万円札を全部千円札に替えてしまうのです。当時は一日五万円までは打つと決めていたので、50枚の千円札が手に入ることになります。このとき、当然勝つつもりでいますので、財布の中の一万円札がなくなったことに気が付かないというのがポイントです。

で、一日スロットを打って、出したコインを両替すると三万円とか五万円が手に入ります。使うお金は日によってまちまちですが、30枚とか40枚の千円札が残っていたりするわけです。

この千円札を優先的に貯金しようというのが、千円札貯金です。これは実によく貯まりました。何しろ千円札ですから、10万円分でも百枚になります。いわゆる札束です。夜にそれをパラパラやっていると、何だかお金持ちになった気分で楽しかったものです。

そんなわけで、今でも千円札が好きです。10円玉が財布の中に5枚以上ある状態は大嫌いなのですが、それが千円札なら全然気になりません。というか、5,000円札、10,000円札を優先的に使って千円札を貯めていたりします。これは是非みなさんもやって見て下さい。

同じ三万円でも、10,000円札を三枚持っているよりは、1,000円札を三十枚持っている方がリッチな気分になれて幸せですよ(笑)